終の棲家として間取りを考えるべきです

新築の戸建て住宅を建てる時に、子供を交えてどんな間取りにするのかを考えるのは、楽しいものです。しかし、その住宅を終の棲家とするなら、住宅建築時の生活パターンに最適な間取り等にするのではなく、老後も考えた間取りとすべきです。私の場合、建築士さんのアドバイスで、2階の子供部屋を大型収納家具で2つに区切り、子供達が独立した時に大きな一つの部屋として利用し易い様にする点と、1階のトイレを引き戸とし、老後に車椅子生活になっても便利な様に配慮しました。それでも、どうしても建築当時の30代後半の生活パターンを重視する傾向から、1階は広いリビン・ダイニングと水回りのみとし、部屋を仕切って作る事をしませんでした。こんな広いリビング・ダイニングは流行であり、憧れでもあったからです。しかし50代後半になった現在、妻が膝が痛くて階段の上り下りが少し大変そうになって来ています。女性には高齢化すると膝が痛いと言う人が増えてくれものです。こんな状況を見ていると、1階にベッド1台が置ける4畳半の部屋でも作っておけば、妻が階段の上り下りをする負担を軽減できたのにと、思っています。色々、終の棲家として想いを巡らせ、配慮したつもりですが、まだまだ考えが足りなかったと、この点だけは反省しています。